西日本に停滞する前線に向かって南から湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定になっているため、4日の愛媛県内は四国中央市富郷で午前10時7分までの1時間に観測史上最大となる95.0ミリの猛烈な雨を記録するなど、東予を中心に大雨となった。松山地方気象台は県内全域に大雨警報、東予と中予に洪水警報を出していたが、午後6時20分までに全て解除した。引き続き大雨洪水注意報などを出し、注意を呼び掛けている。 気象台によると、1時間降水量はほかにも八幡浜で57.5ミリ、久万高原町久万で47.0ミリと観測史上最大を記録した。 8月30日の降り始めから4日午後6時までの総降水量は四国中央市富郷410.0ミリ、新居浜380.0ミリ、石鎚山成就社379.0ミリなど。 県内の高速道路の通行止めは全て解除。JRも県内の全区間で運転を再開した。 県災害警戒本部の午後3時現在のまとめでは、新居浜市磯浦町でのり面崩壊により1人がけが。四国中央市川之江町と砥部町高尾田で計4棟が床上浸水した。
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