「四国飛行」危険訴え　オスプレイ問題講演会

　米軍の新型輸送機ＭＶ２２オスプレイの本土初訓練から半年になるのを前に、米軍岩国基地（山口県岩国市）と愛媛の空の安全を考える講演会が４日、松山市文京町の愛媛大であり、学生や市民ら約１５０人が本田博利元愛媛大教授（６５）の解説で訓練飛行の問題点などを学んだ。　講演会は愛媛大法学会が主催した。本田元教授は、３月６日の本土初訓練以降、オスプレイが四国を含む訓練ルート「オレンジルート」を頻繁に飛行するようになったと指摘。「全国に展開する中で定期的に四国を飛ぶ」と予測した。　８月末に米ネバダ州で起きたオスプレイの着陸失敗事故や、夜間や人口密集地上空の飛行など日米合意違反が常態化している沖縄県の状況を挙げ、訓練の危険性を訴えた。