東日本大震災後に愛媛に避難した人たちを対象とした無料健康診断が4日、松山市来住町の愛媛生協病院で始まり、福島県から避難してきた2家族4人が血液検査や甲状腺検査などを受けた。 同病院が加入する愛媛民主医療機関連合会の基金事業として、県内避難者らでつくるNPO法人・えひめ311と連携し実施した。福島県からの避難者は、同県民健康管理調査の一環として、福島や愛媛の指定病院で健診を受けられるが、NPO法人によると、手続きの煩雑さや検査内容の制限などの問題を指摘する声が出ている。 無料健診では、震災後の行動や心身の現状に関する問診に加え、東京電力福島第1原発事故を受け、甲状腺にしこりや肥大がないか調べる超音波検査をした。
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