愛媛県教育委員会は6日、県立学校の耐震診断状況を発表した。震度6の地震で倒壊する危険性が高いとされる構造耐震指標(Is値)が0.3未満の校舎や体育館は4月1日時点で25校27棟あり、耐震化率は全県立学校で63.8%。 1981年6月以前に建築した施設が対象。2012年4月1日現在、高校、特別支援学校とも耐震化率が全国最下位。12年度は新たに28校43棟を診断した。 Is値は校舎に比べ体育館が低い傾向にあり、27棟中16棟が体育館。今治西(0.04)、弓削(0.05)、上浮穴(0.08)、長浜(0.08)は0.1未満だが、13年度中の改修設計や耐震補強の予定はない。 耐震化向上へ、県は13年度当初予算で57億1001万円を計上。13年度に32校52棟を診断し、34校48棟の補強工事を行う。13年度末で未診断の14校15棟は14年度に全て診断を終える予定。
↧