少雨が続き農産物への影響が懸念されるため、JAえひめ南(愛媛県宇和島市、黒田義人組合長)は5日、県内JAで今年初めて、干ばつ対策本部(本部長・黒田組合長)を設置した。2010年以来3年ぶり。被害状況を把握し、かんきつ摘果の技術指導やかん水の啓発活動などを行う。 同JAによると梅雨明け後、高温少雨が続き、市内7月降水量は54.5ミリで平年比23%。7月としては過去20年間で08年に次いで少ないという。 JA販売事業の8割以上を占めるかんきつは、玉太りの鈍化や果実が硬くなる日焼けなどが見られるという。管内では7月中旬から約1000ヘクタールの園地でスプリンクラーを稼働させ、残る約1300ヘクタールは農家が地下水や河川水などでかん水している。
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