全日本私立幼稚園連合会の四国地区教育研究大会が5日、愛媛県松山市内のホテルで始まった。教諭や園長ら約800人が、講演や分科会を通じ、教育の質向上を図る。6日まで。 子どもの支援に長年携わる岡山県のくらしき作陽大の橋本正巳教授が「気になる子供の理解と支援」と題し講演。他の子にちょっかいを出したり、長く座っていられなかったりする問題行動を「うまくいかない、悔しいというメッセージ。制止だけでは子どもはどうすればいいか分からない」と説明した。 問題行動の原因となる子どもの内面や個性を見つめ、気持ちに理解を示すとともに、叱るのではなく、適切な行動の仕方を具体的に教えることが望ましいとした。
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