中国四国農政局松山地域センターが30日発表した2014年産水稲の愛媛県内作況指数(15日現在)は、8月の日照不足の影響で「やや不良」の98だった。9月15日の前回調査以降、東予で若干持ち直したが、県平均の指数に変動はなかった。 県内の10アール当たりの予想収量は490キロ(平年比8キロ減)。地域別の指数は中予と南予が前回調査時と同じ97で「やや不良」。東予は1ポイント上がり「平年並み」の100となった。 8月の日照時間が過去最少を記録し、低温傾向だったため生育が悪化。刈り取り済みの面積割合は92%(2ポイント減)と収穫が遅れており、実も平年より小粒傾向となった。一方で収穫時期が遅い東予は、9月後半の平均気温が実の成熟に適した20~23度で平年より長く推移したため改善した。
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