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無形文化財の居合術きょうだいで切磋琢磨 西条

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 愛媛県西条市に340年以上前から伝わる「田宮流居合術」を引き継ごうと、西条南中1年の森遥紀君(12)と大町小6年の由樹さん(11)のきょうだいが真剣な表情で刀を振るっている。27日には田宮流と関係のある徳川家宗家第18代当主の徳川恒孝氏の講演会が市内であり、前座で演武をする2人は「間違えないように、上手に舞って成功させたい」と意気込んでいる。 田宮流は約400年前に田宮平兵衛業正が興したと伝わる徳川紀州藩の武芸。1670年に紀州藩主の次男松平頼純が西条藩主になった時に田宮流も西条に入った。田宮流は紀州藩では消滅したが、西条藩では継承され、現在にいたっている。 1987年には保存会が発足。88年に市無形文化財に指定されたが、指定時には約50人いた会員も今では15人に減った。

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