自然豊かな秋の眺めを楽しんでもらおうと、愛媛県四国中央市新宮町上山の塩塚高原で21日、パラグライダーの無料体験会があった。県内外の30人がススキの広がる高原上空で、つかの間の「空中遊歩」を楽しんだ。 山の美化と、自然との共存を目的にしている愛好家グループ「塩塚スカイクラブ」(約15人、鈴木邦雄会長)が高原の塩塚峰(1043メートル)近くで開催。もともと野菜栽培や放牧に使われていた一角を着地点に、高低差40メートル地点から助走して向かい風に乗って、離陸。主催者の操作指示を聞きながら、数十秒間、鳥の気分さながらに、秋晴れの青空や徳島県境の山々を見やった。
↧