３０歳以下の若手建築家や学生らが道後地区の地域デザインを競う公開コンペの最終審査会が２０日、松山市文京町の愛媛大であった。書類審査を勝ち抜いて全国から集まった６チームと愛媛大生の計７チームが、道後温泉本館の改修中も観光客が楽しめる施設や地域の将来像を提案した。 松山アーバンデザインセンターや東京大、愛媛大が主催。 各チームは、地元の温泉利用を増やすため駐輪場整備の必要性を指摘したり、駐車場として利用している本館南側の「冠山」や上人坂の空き地利活用法を提案したりした。 最優秀賞には、早稲田大創造理工学研究科建築学専攻の２年生でつくるチーム提案の「道後六物語」が選ばれた。本館改修期間を道後温泉の歴史を振り返るフェスティバルと位置付け、六つの歴史的場面を基にしたイベントを催すとした。
↧