愛媛県松野町延野々の松野中学校(98人)は16日、町特産のモモ狩りを近くの園地で行った。生徒は赤く熟れた自然の恵みをもぎとり、農作業の一端に触れた。 1970年代後半、特別支援学級の授業の一環として学校所有の園地でモモ栽培を始めた。現在は農家の仕事や特産果物の魅力を実感してもらおうと、生徒会の環境委員会(16人)が摘果や袋掛けなどの世話をしている。今年初めて、全校で収穫体験をした。 ぎらつく太陽の下、生徒は額に汗を浮かべながら作業。「おいしそう」「柔らかい」と歓声を上げながら、7本の木を囲み、次々とモモを手に取っていた。
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