長浜大橋（赤橋）や水族館を建設するなど長浜地域の振興に尽力した大正・昭和期の長浜町長、故西村兵太郎（ひょうたろう）氏の八十回忌法要が１３日、愛媛県大洲市長浜であった。住民は西村氏のスケールの大きな構想力を思い起こし、まちづくりへ気持ちを新たにした。西村氏（１８８４～１９３５年）は現伊方町二名津生まれで長浜育ち。３０歳から亡くなる５１歳まで長浜町長を５期務め、３５歳からは県議も４期務めた。 上水道敷設、土地区画整理など先駆的事業を手掛けたほか、長浜沖合にある青島への架橋も構想したと逸話が残る。その業績や意志をたたえ、住民は２０１１年に「西村兵太郎先生・絆の会」を立ち上げ。命日の９月１３日を西村氏の俳号にちなみ「笑波忌」とし、毎年法要を続けている。 この日は約３０人が出席し、西村氏の墓前で焼香した後、近くの市ふれあい会館で思いを語り合った。
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