愛媛県西予市三瓶地域の伝統芸能「朝日文楽」の活動拠点となる朝立会館の新築工事起工式が12日、同市三瓶町朝立であり、行政や施工関係者ら約50人が工事の安全を祈った。来年3月末までの完成を目指す。 市教育委員会によると、朝立会館は鉄筋2階建て延べ762平方メートルで、市三瓶支所に隣接。1階の多目的室には観客席155人分を設け、文楽のほか講演会やコンサートなどにも使用可能。ふすま絵によって舞台の奥行きを演出する舞台装置「八段返し(はったんがえし)」も常設する。総事業費は4億2606万円を見込んでいる。 朝日文楽は明治初期から地域に伝わる県無形民俗文化財。
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