自殺対策基本法に基づく「自殺予防週間」初日の10日、悩みや心の健康の相談を受け付けている愛媛県松山市保健所や5団体の計22人が、湊町5丁目の伊予鉄道市駅前など市中心部の街頭で、相談窓口を案内するカードを同封したポケットティッシュ2000個を配布した。 悩みに気付き、声掛けや傾聴で必要な支援や自殺予防につなげる「ゲートキーパー」の役割や相談先を周知し、自殺への偏見や無関心をなくそうと2009年度から街頭啓発活動をしている。 市保健所のほか、愛媛いのちの電話、日本産業カウンセラー協会四国支部、松山自殺防止センター、こころ塾、県心と体の健康センターの関係者が参加した。 配ったカードには相談内容に応じた窓口の電話番号などのほか、家族や仲間の変化に気付いて声を掛けよう▽本人の気持ちを尊重して耳を傾けよう▽温かく寄り添いじっくり見守ろう―といったゲートキーパーの心構えを記している。
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