柔道の世界選手権男子73キロ級で2度目の金メダルを獲得した中矢力選手(ALSOK、愛媛県松山市出身)が10日、母校の新田高(松山市山西町)で優勝を報告。グラウンドで行われた体育祭に集まった生徒や教員、保護者ら約2350人から大きな拍手と歓声で祝福を受けた。 同校の竹林一昭校長が「日本の柔道を引っ張り、メダルを持って帰ってきた中矢選手は、新田高校の誇りです」と紹介。中矢選手は柔道部副主将の松下夕紀さんから花束を手渡され、顔をほころばせた。個人、団体で獲得した二つの金メダルを首からかけ「去年の(世界選手権準々決勝敗退の)悔しさ、皆さんの応援があったからこそ、金メダルを二つ取ることができました」と感謝。「この結果に満足せず、ロンドン五輪で取り忘れた金メダルを、(次の五輪で)取り返しにいきたい」と後輩らを前に決意を語った。
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