松前町と建設業「愛亀」(愛媛県松山市南江戸2丁目)は9日、水道管などの調査で使うテレビカメラシステムを活用して、災害時に地下排水溝内などでの行方不明者を捜索するための協力協定を結んだ。 同社は、カメラ付きの6輪駆動マシンを遠隔操作して捜索を支援する。マシンは障害物を乗り越えるほか蛇行運転ができ、カメラは高さや向きが変えられる。最長500メートルまで調査可能という。 町役場であった調印式で、白石勝也町長は「人間の力で捜索が難しい場所に万が一閉じ込められた際、早期発見につながるシステムが使えるのは心強い」とあいさつ。愛亀の西山周社長は「防災の観点で役立てれば幸い。地域への使命感を持って取り組みたい」と述べた。
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