違法屋外広告物を一斉撤去　松山

　「屋外広告の日」の１０日、松山市不法屋外広告物対策協議会のメンバーらが、市内の電柱や街灯などに張られた金融業などの違法広告物を一斉撤去した。　良好な都市景観に向けた市民や事業者の意識を高めようと２００３年度から毎年実施。市役所前の出発式で、協議会長の松本真也市都市整備部開発・建築担当企画官が「市民、事業者、行政が協働し美しい景観を守りたい」とあいさつした。　国、愛媛県、松山市や交通事業者、ボランティアなど計１２団体の約９０人が、１０班に分かれて市中心部で撤去作業に当たった。　市職員は、伊予鉄道郡中線沿いの県道で作業。電柱に張られた貸金業者などの違法広告を見つけては、はがしやすくする液体をスプレーで吹き付け、鋭利なへら状の工具ではぎ取っていった。