まずは地酒で乾杯―。愛媛県内の愛好家約180人でつくる「愛媛の地酒で乾杯」推進協議会の設立総会が3日夜、松山市であった。日本酒の普及に取り組むとともに、「日本酒乾杯条例」が全国的なブームとなる中、県内自治体で条例化の動きがあればサポートする。 総会には73人が出席。初代会長には松山市の地酒アンテナショップ「蔵元屋」運営会社社長を務める横田光敏さん(49)が就任し、「地酒の評価の高さを実感する半面、需要は伸び悩んでいる。乾杯からもう一杯、さらにもう一杯と飲んでもらえるよう輪を広げていきたい」とあいさつ。協議会設立を鏡開きで祝い、全員で「乾杯」と発声した。 会員の職種は会社員や大学教授、杜氏(とうじ)などさまざま。各自が率先して愛媛の地酒での乾杯を提案したり、蔵元見学を周囲に勧めたりして会員拡大につなげる考え。会員数は今後3年で3000人を目標にしている。
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