8月末にロシアで開かれた柔道の世界選手権男子73キロ級で金メダルを獲得した中矢力(25)=ALSOK、愛媛県松山市出身=が3日、母校の新田高で教育実習をスタートさせた。「結果を出して帰ってこられて良かった。生徒の指導法をしっかり学びたい」と意気込みを話している。 東海大卒業後の2012年秋から「選択肢を広げて将来、柔道を指導する立場となったときに生かせるように」と教職課程で未履修だった単位を取得するため、練習や大会の合間を縫って同大に通っていた。新田高では26日まで保健体育の実習を行う。 ロシアから2日に帰国したばかりで疲れた表情だったが、初日から10日の体育祭に向けた準備作業に汗を流した。研修などを経て11日から本格的に授業などの実習に取り組む予定。
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