愛媛県内子町内子のJR内子駅前広場に展示しているC12形蒸気機関車(SL)の傷みが激しくなり、さびなどを落とす整備作業が1日、広場で始まった。西条市でC57形SL「春雷号」を整備した愛好家の大山正風さん(68)=松山市鷹子町=がボランティアで手掛け、11月後半に作業を終える予定。 整備されるSLの正式名は「C12―231」。1939年に製造され長く東北地方を走っていたが、69年から1年間だけ内子町と大洲市を結ぶ内子線で活躍し、70年に引退した。 内子小学校の敷地で展示した後、97年に広場へ移設。屋根がないため雨によるさびが目立ち、広場を管理する町が大山さんに作業を依頼した。
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