県は26日、使用済み天ぷら油などの廃油からつくったバイオディーゼル燃料入り軽油を運送会社2社の車両に使ってもらうモニター事業を始めた。9月末までの約1カ月間、トラックなど13台で使い、二酸化炭素(CO2)削減に一役買う。 協力するのは日本通運松山支店(愛媛県松山市)と日通四国運輸(伊予市)。ダイキアクシス(松山市)が製造したバイオディーゼル燃料5%入りの軽油を、物流拠点まで運んで給油する。県は協力2社に対し、従来の燃料購入費との差額を補てんする。 事業開始前の25日、松山市中央2丁目の日本通運松山支店の物流拠点で、トラックにバイオディーゼル燃料入り軽油を給油。トラックの前後や側面に「地球にやさしいバイオ燃料使用車」と書かれたステッカーを貼った。
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