調理場が確保できず昨年中止となった愛媛県新居浜市の秋の恒例行事「新居のいもだき」が、今年は９月６日から１０月１３日の日程で同市の国領川河川敷で開かれる。主催の新居浜料理飲食業協同組合の藤田修生理事長は「備品の新調やイベントでパワーアップした。大勢に喜んでもらいたい」と話している。 １９７９年に始まった新居のいもだきは里芋や鶏肉、地元食材のえび天団子など具だくさん、甘めのだしで知られ、近年では毎年約６０００食を売り上げている。昨年は、料飲組合が老朽化した同市東雲町１丁目の組合事務所を、８月に移転したため調理場の確保が間に合わず、開催を断念していた。 藤田理事長によると、今回は移転先の式場に調理を委託。会場に雨よけテントを増やして小雨でも楽しめるようにしたとし、「再開できほっとしている。期間中、観月祭のイベントを新たに開きたい」としている。
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