愛媛県の砥部町は19、20の両日、町財政や公共施設の更新などを大学生や高校生に考えてもらう「バランスシート探検隊」事業を行った。松山大学生と松山商業高生、町職員計約40人が町内の公共施設をめぐり、町の現状や将来を考えた。 19日に町の財政状況の説明を受けた参加者は、全員で砥部中学校や下水処理施設などを見学。20日は、広田地区▽インフラ▽教育▽文化▽観光▽福祉―の6グループに分かれて公共施設を見て回り、感想や意見をまとめて発表した。 インフラグループは、橋や集中浄化槽は長期計画を立てて点検・整備を行い長持ちさせ、コストを下げる必要があると指摘。福祉グループは「福祉施設は赤字だからといって撤去できない。空き部屋を効率よく活用し稼働率を上げればコストを下げられるのでは」などと提案した。
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