南予用水支所を開設　中四国農政局

　老朽化が進む国営かんがい排水事業「南予用水地区」の機能保全事業に本年度から取り組む中国四国農政局は２１日、現場事務を担う南予用水支所を愛媛県松山市海岸通の松山港湾合同庁舎に設置した。　機能保全事業は２０２３年度までの１０年計画で、総事業費は４３億円。揚水機２０カ所や用水路５．１キロなどを改修する。本年度は調査費１億６０００万円が予算化されており、設計などを実施。１５年度から改修工事を始める。　支所には、四国土地改良調査管理事務所（香川県丸亀市）の３人が駐在し、設計や施工などに関する実務作業を担当する。