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中世塩田、境界を確認 上島・宮ノ浦遺跡

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 愛媛県上島町弓削佐島地区の宮ノ浦(みやんな)遺跡を調査している愛媛大考古学研究室(代表・村上恭通教授)と町は21日、前年までの調査で見つかっていた中世(13世紀)の揚浜式塩田跡について、北端部を確認したと発表した。村上教授は「中世塩田の境界部分が明らかになったのは国内初ではないか。塩田の造り方の解明にもつながる貴重な成果だ」と話している。 北端とみられる箇所は現在の海岸部から北約40メートルにあり、塩田の南北の長さは40メートル以下と推定される。塩田の床面「浜床(はまとこ)」の下層にある砂層と、浜床と隣り合う砂層が同じであることから、塩田の境界と判断した。北端部の浜床は、塩田に散布した海水が地下に染み込むのを防ぐため、砂層を掘り下げた後に厚さ約25センチの粘土を敷き詰めていた。

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