愛媛県松山市の中学生が外国人と英語漬けの2泊3日を送る「Eトーク・キャンプ」が15日、市内で始まった。初日は同市菅沢町の市野外活動センターで英語俳句作りに挑戦。松山に居ながら海外留学気分を味わっている。 国際感覚を身に付けてもらおうと市教育委員会が初めて企画し、市青少年育成市民会議が主催した。中学2、3年30人と欧米やアジアなど約20カ国の30人が8班で活動する。 「レディースアンドジェントルメン!」。開講式で司会者が英語で切り出し、入講審査に臨んだ参加者も英語で自己紹介。英語俳句の詠み方を収めた特製パスポートに入講印を押してもらった。 俳句作りでは、文法にとらわれず言葉のイメージを表現できるよう辞書と首っ引きになり、外国人と意見交換しながら自作の句などを英訳。雄新中2年中田陽己君(14)は「こんなに多くの外国の人と話すのは初めてでわくわくする。俳句の英訳はしっくりくる単語を探すのが難しい」と頭をひねっていた。
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