旧自治省(総務省)時代に愛媛県企画環境部次長を務めた阿部守一長野県知事が7日、松山市文京町の松山大で「地域を元気にするには?長野県での取組から」と題し講演。「県民との協働」を重視する県政方針を紹介し、官民一体の地域づくりの重要性を説いた。 松山大経営学部の上杉志朗教授とNPO法人シアターネットワークえひめ主催。文化、行政関係者や学生ら約50人が参加した。 阿部知事は「知事は予算を付けることができても、地域に開かれた学校づくりや結婚支援、子育てしやすい環境づくりなど、実現できないことがたくさんある」とし、県民に主体性を持った行政協力を呼び掛けていると説明。防災ボランティア団体やプロスポーツチームとの協定など「さまざまな分野で協働を進めている」と述べた。
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