学校で身に付けた工業技術で社会に貢献しようと、新居浜工業高校(愛媛県新居浜市北新町)のVYS部員8人が4日、新居浜市阿島1丁目の愛媛労災特別介護施設「ケアプラザ新居浜」で車いすを清掃、修理するボランティア活動に汗を流した。 同校VYS部は1999年以降、使われなくなった車いすを県内外から回収し、修理した上で東南アジアなどに寄付する「空飛ぶ車いす運動」を実施。近年、より地域に根差した取り組みとして市内の福祉施設に年5~10回出向き、入所者が日々使っている車いすをメンテナンスする活動に力を入れている。 部員は慣れた手つきでスパナやドライバーなどの工具を扱い、車いす10台をシート、タイヤ、フレームなどのパーツ別に手早く分解。さびを専用クリームで落としたり、すり減ったタイヤを交換したりし、新品のようによみがえらせた。
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