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県内副作用21件に 子宮頸がんワクチン

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 厚生労働省が積極的な接種呼び掛けを一時中止するよう自治体に勧告している子宮頸(けい)がんワクチンについて、愛媛県は5日、同ワクチンの副作用報告が2010~12年度に県内で21件あったと発表した。うち4件は顔色不良や血圧低迷などの症状がある重篤と診断された。 県は11年2月~13年3月分の副作用報告を集計していたが、県民への情報提供のため各市町にあらためて報告を依頼していた。10~12年度は当時の中学1年~高校1年相当の女子に県内で9万2130回接種されている。 県健康増進課によると重篤4件は、手足の脱力で歩行困難などになる「血管迷走神経反射」や発熱、局所の炎症などの症状があった。3件は接種との関連があると判断されたが、すべて回復。残り1件は因果関係が不明で、その後の経過も分かっていない。 同課は「医療機関でワクチンの有効性とリスクの説明を受け、十分理解した上で接種してほしい」と呼び掛けている。 厚労省は今年4月から小学6年~高校1年相当の女子を対象に子宮頸がんワクチンを定期接種化。6月14日に同省の専門部会が、症例数は少ないものの接種で長引く激しい痛みが起きている可能性が高いとして、適切な情報提供ができるまで積極的に勧めるべきでないと結論付けている。

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