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県産干しノリ低迷 販売額28.8%減、生産者危機感

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 愛媛県内ノリ養殖が不漁で、2013年度の県漁業協同組合連合会(県漁連)の干しノリ販売実績が、天候不順で大不作だった1965年度以来の低水準に落ち込んだことが26日分かった。生産者からは今後の生産を心配する声が上がっている。 取扱量は前年度比37.9%減の4844万枚、販売額は28.8%減の3億6691万円。ともに65年度(3180万枚、3億262万円)に次ぐ低さとなった。 「海自体に活気がなく、14年度も取れないかもしれない」。15軒ほどのノリ養殖業者がいる壬生川漁協(西条市壬生川)の本田義雄組合長(75)は年末以降の漁期に向け危機感を募らせる。例年は板ノリやアオノリなどを含め2億~2億5千万円ほどの販売があるが、13年度は約1億円と激減した。 県内のノリ養殖は西条市や上島町など東予で盛ん。県漁連によると、70年代を中心に取扱量2億~3億枚、販売金額20億~30億円台に達していた時期もあったが、高齢化や価格低迷などの影響で養殖業者が減り、生産量も減少傾向にある。近年は6千万枚前後、5億円前後で推移している。

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