今治城を築いた戦国武将藤堂高虎ゆかりの自治体が交流を深める「高虎サミットin今治」(7月19、20の両日)を前に、高虎にちなんだ漫画を手掛ける今治市朝倉下、無職山本秀太郎さん(71)の作品展が愛媛県今治市役所1階ロビーで開かれている。7月18日まで。 山本さんは全国各地の漫画コンクールで入賞経験があり、2011年に高虎の生誕から今治城を築城するまでの紙芝居を制作。同年から天守閣前で紙芝居を実演している。 作品は紙芝居25枚や等身大の高虎像など約10点。天保年間(1830~44年)の今治城下の古地図を参考にした縦約0.7メートル、横約1メートルの城下絵図では、武士や町人ら1000人以上が弓の稽古や花見などをしている様子が細かく描かれ、当時の暮らしぶりを分かりやすく伝えている。
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