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全焼の宝厳寺再建、11月にも工事開始 松山

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 昨年8月に本堂などが全焼した一遍上人ゆかりの宝厳寺(愛媛県松山市道後湯月町)の再建工事が11月にも始まることが23日分かった。道後温泉誇れるまちづくり推進協議会(宮崎光彦会長)の総会で、宝厳寺総代を務める三好隆副会長が報告した。 三好副会長によると工期は約1年。本堂は屋根を瓦ぶきから道後温泉本館の振鷺閣(しんろかく)と同じ銅板ぶきに変更するほか、コンサート開催などを想定したスペースも設ける予定。また、市道「上人坂」から見て左側にあった本堂の立地場所を正面に移動させ、坂と寺の一体感を出す。具体案は9月に檀家(だんか)に提示する方針。 総事業費(庫裏を含む)の約7割に相当する1億1千万円が県内企業と檀家から集まったことを受け、まちづくり推進に向けて着工に踏み切る。残り4千万円は引き続き企業に協力を呼び掛けるほか、協議会のまちづくりに賛同する企業に寺の所有地の一部売却なども想定している。

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