2016年2月の内子座(愛媛県内子町有形文化財)創建100周年に向けて町が本年度から3年間展開する記念事業がスタートし、21日、大蔵流狂言師の茂山千三郎さんらが同町内子の同座で公演。「素袍落(すおうおとし)」など3演目を披露した。 狂言を記念事業の中心に据えており、公演冒頭、千三郎さんは前日に内子小学校であった児童対象のワークショップに触れ、「内子町の取り組みは全国のモデルケースになる」と期待した。 酒にまつわるユーモラスな「素袍落」では酔った太郎冠者を演じ、「さてもさても」「ワッハッハッハ」と腹の底から出るような大声で迫力満点の芸をみせて、観客を笑いの渦に巻き込んでいた。他に茂山七五三さん、茂山童司さんらが出演した。
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