自民党松山支部連合会の定期大会が21日、愛媛県松山市内であった。党員約450人が出席。任期満了に伴う今秋の市長選で、自民を中心に候補者を擁立すると決議した。 支連の砂野哲彦前会長は「短期決戦の市長選にしっかり対応したい」とあいさつ。県連会長の塩崎恭久衆院議員(愛媛1区)は「反自民、反公明で動いた市長だから(現職を推すのは)なかなか難しい。支連や皆さんの声を聞き、汗をかく市長を擁立せねばならない」と述べた。党員からも「早く候補者を立て、各支部が力を合わせなければ」との主戦論が相次いだ。 市長選と同日選の可能性がある県知事選で、中村時広知事に出馬要請を検討する県連に不満の声も出た。砂野氏は、知事と市町長の意見交換会に中村知事の意向で松山支連メンバーが3年連続で出席できていないことに触れ「県連主催なのに情けない」と批判。党員も「衆院選で他党候補を応援し、自民を批判した知事に出馬要請や推薦をするのか」などと疑問を呈した。 県連の竹田祥一幹事長は「党県議団は各支部の声を聞きながら判断せざるを得ない」と述べ、塩崎氏が「私の知らないところで決まることはない」とけん制する一幕もあった。 市長選には現職の野志克仁氏(46)=安城寺町=が2期目出馬の意向を表明している。
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