伊予絣(かすり)の歴史や考案者の鍵谷カナ(1782~1864年)を紹介する「伊予かすり展」が21日まで、愛媛県伊予市灘町の郡中まち元気サロン来良夢(こらむ)で開かれている。地元にもゆかりの産業を知ってもらおうと、サロンを運営する郡中まち元気推進協議会が催した。 来良夢は、伊予農業銀行郡中支店として建設された建物を活用し、5月に開設。協議会によると、郡中地区では明治後期、伊予絣の機織りに携わる家が約40軒あったとされ、同銀行は農家の副業でもあった伊予絣産業を支えていた。 民芸伊予かすり会館(松山市久万ノ台)の織機や松山市垣生公民館が所蔵する大正時代の伊予絣のほか、伊予農業高校生活科学科の作品を展示。初日の7日は同科3年の3人が巾着作りを実演し、手
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