架空の老人ホーム会員権購入をめぐるトラブル解決金名目で計７００万円をだまし取られたとして、愛媛県松山市の自営業の女性（６８）が９日、松山西署に被害届を出した。同署が詐欺容疑事件として捜査している。 同署によると、１月ごろ、女性方に架空の「ニッセイケアホーム」社から老人ホーム会員権販売のパンフレットが届き、別の架空会社の社員を名乗る男から「権利を譲ってほしい人がいる。お金はその人が払うので申し込んで」と電話があった。 女性が承諾すると、ニ社社員を名乗る男から「権利を譲った人が支払えなくなったので立て替えてほしい。名義貸しは犯罪で、払ってもらわないと困る」などと言われ、女性は、２月２５日～４月２６日の間に、内金やトラブル解決金の名目で４回にわたり、計７００万円を市内の郵便局からゆうパックで東京都内の住所に送った。
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