長年親しんだ人形に別れを告げる「人形供養」が10日、愛媛県松山市久万ノ台の成願寺で営まれ、参列者らが県内外から集まった約2万体に感謝の気持ちを込めて手を合わせた。 愛着のある人形をごみとして捨てたくない人のためにと、日本人形協会愛媛支部では毎年6月10日を人形供養の日と定めて法要を開催しており、33回目。 境内や本堂周辺には参拝者が持参したひな人形や動物、アニメのキャラクターのぬいぐるみなどがいっぱいに並べられ、「仲良くあそんだね。いつまでも見守ってね」と書かれた横断幕も。法要では和太鼓演奏とともに、参列者が護摩の炎の中に人形を入れて手を合わせた。
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