愛媛県四国中央市が市西部の土居町津根に工業団地を整備する方向で検討していることが3日、分かった。6月議会に提出する一般会計補正予算案に計画策定関連費約2000万円を計上する。 市関係者によると、予定地は県道壬生川新居浜野田線沿いの第1種農地など計約13ヘクタールで、市が購入を検討している。今後周辺地区を含め用途地域を新たに設定する方針。 市内では近年、事業所向け用地の不足から紙関連を含む地元事業所が市外に流出。一定規模を必要とする新規用地は主に臨海部の埋め立て地を想定していたが、候補地の減少や早期立地を求める企業への対応が難しいといった課題があった。市外への流出歯止めや新たな誘致を狙い、埋め立て地以外での整備計画に着手したとみられる。
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