さあ、今年も夏の装いへ―。愛媛県宇和島市錦町のJR宇和島駅に3日、恒例の風鈴棚が登場した。吹き抜けるそよ風に乗せて、ホームに涼やかな音色を響かせている。 通勤や帰省客に風鈴の音で暑さを忘れてもらおうと、1980年から続く同駅夏の風物詩。色鮮やかなヒマワリやアサガオなどの飾りに加え、約100個の風鈴に地元の天神小学校5、6年生がふるさと自慢を詠んだ俳句の短冊が結ばれている。 3日は、同校6年生35人と鉄道愛好会「宇和島八日会」のメンバーらが飾り付けに参加。脚立を押さえたり、短冊を取り付ける人に手渡したりしながら、「大勢の人に喜んでもらいたい」と力を合わせ作業を進めた。
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