「愛南びやびや祭り2014」(実行委員会主催)が25日、愛媛県愛南町御荘平城の南レクロッジ前の駐車場を主会場に開かれた。前日夕に地元の深浦漁港で水揚げしたばかりのカツオ約4トンを用意。刺し身やたたきの販売コーナーでは、町内外からの来場者が初夏の旬の味に舌鼓を打った。 祭りに冠した「びやびや」は、愛南町の浜言葉で「新鮮とれたて」の意味。目玉のカツオは、1カ月ほど遅れていた四国沖の漁が5月に本格化し、今年の累計水揚げ量は昨年の7割ほどに回復しており、祭りでは前年並みの量を確保できた。 1.5~7キロのカツオ約3000本が並んだ一本売りコーナーでは、販売開始の約2時間前から並び始めた来場者らが、漁協職員のアドバイスを受けながら品定め。一人で何匹も買い込み、持参した大きなクーラーや発泡スチロールの箱に詰め込んで持ち帰っていた。
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