砥部焼で優雅な旅を演出―。JR四国は30日、7月26日から運行する観光列車「伊予灘ものがたり」で食事や飲み物を提供する際の食器類について、砥部焼の女性作家グループ「とべりて」が手掛けたオリジナル食器を使用すると発表した。 観光列車は、予讃線海回りの松山駅―伊予大洲・八幡浜駅を土日祝日を中心に年120日程度運転。2両編成(約50席)で、伊予灘を望む海向きシートや地元食材を使った料理を売りにする。 30日に愛媛県庁であった会見では、とべりての7人がクローバーやバラをあしらったコーヒーカップと皿、ティーポットを披露。「すてきな空間を演出するアイテムになれば」「華やかな気分になってもらいたい」と作品に込めた思いを話した。 観光列車は通常運転のほか、貸し切り需要も想定。来年度以降も継続して実施する。
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