保険の還付金名目で約182万円の振り込め詐欺被害に遭ったとして愛媛県松山市の70代の無職の女性が13日、松山東署に被害届を出した。同署が詐欺容疑事件として捜査している。市内の70代男女6人にも同様の不審電話があり、県警生活安全企画課は特殊詐欺警報を発令した。 同署などによると、13日午前10時ごろ、女性方に市役所職員を名乗る男から「保険の還付金2万3200円の手続きが今日までだが、終わっていない。近くのコンビニの現金自動預払機(ATM)でできる」と電話があった。女性はコンビニに行き、還付金担当の銀行員を名乗る男から携帯電話で指示を受けてATMを操作。2回にわたり現金を振り込んだ。 13日は午前9時半~11時45分ごろ、市内の70~75歳の男女6人方にも「松山市役所保険課」や「松山市保健所」などをかたる電話があった。
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