愛媛県内に住む外国人の支援や、不法就労などの違法事案防止に取り組む県外国人問題対策協議会(野田実会長)の総会が13日、県警本部であり、外国人実習生を取り巻く情勢などを話し合った。 県警外事対策室によると、県内では外国人実習生の失踪は増加傾向で、2013年は過去10年で最多の55人。14年は13日までに28人が失踪している。 会議には協議会支部や高松入国管理局松山出張所などから約30人が出席した。野田会長が「東京五輪開催を控え、建設業での外国人労働者受け入れ拡大など技能実習制度をめぐる状況が変化している。原点に立ち返り、事業者責任の再認識が必要」とあいさつ。 県警の森岡啓警備部長は「正規滞在者の支援、違法事案の防止と検挙を2本柱に対策を進める」と述べた。
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