愛媛県内の起業意識を高める「愛媛ベンチャーサミット」が11日、松山市湊町4丁目のソーシャルオフィス・プログレッソ松山であり、ITベンチャー「Retty(レッティー)」(東京)の武田和也代表取締役(西条市出身)が実体験を踏まえて起業に必要な考え方を説いた。 同社は2010年11月に武田氏が設立した。11年6月、信頼できる人のお薦めからレストランを探せる新しいソーシャルグルメアプリ「Retty」のサービス提供を開始。スマートフォンを中心に月間ユーザー数は300万を突破し、実名型サイトとして国内最大級の利用者数を誇るという。 武田氏は「なぜ起業するかという原点が最も大切」と強調し、自身は「食を通じて世界中の人々をハッピーに」という理念を持ち続けていると説明した。また、起業前に米国シリコンバレーに渡り、スマートフォンやソーシャルメディアの波を確信したとし「大きなビジョンを掲げ、時代の半歩先を見据えた実行が重要」と述べた。
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