環境汚染防止対策に約77億円の公費が必要とされる愛媛県松山市菅沢町の産業廃棄物最終処分場問題で、松山市は12日、処分場を管理する産廃処理会社「レッグ」(同所)などに対する廃棄物処理法違反容疑での告発状を県警に再提出し、受理された。 市の担当者3人が12日午後、県警本部を訪れ、告発状や関係書類を提出。対応した県警生活環境課は「所要の捜査をする」とし、関係者から事情を聴くなどして事件性の有無などを慎重に調べる。 関係者によると、告発は、市がレ社に対し、廃棄物や汚染水の流出防止対策を取るよう求めた2013年11月28日付の措置命令で示した「着手期限」の14年2月6日を過ぎてもレ社側が対策工事に取り掛からなかったとの内容とみられる。
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