養殖業が盛んな愛媛県宇和島市蒋淵(こもぶち)地区で、漁家民泊しながら仕事を手伝う漁業者体験「宇和島蒋淵フィッシャーマンズワーク」が3月から始まっている。知名度はまだ低いが、すでに複数組が参加するなど評判は上々だ。 同地区は三浦半島からさらに宇和海に突き出した半島の西端近くにある人口約400人の小さな集落。魚類のほか、真珠やその代替で始めたイワガキの養殖などで知られる。 フィッシャーマンズワークは、体験を通じて養殖業への理解を深めてもらうとともに、後継者の確保や養成につなげることが狙い。市の委嘱を受け宮崎県から同地区に移住している地域おこし協力隊の原口大輔さん(58)が、ミカン農家でのシーズンワークの経験を基に企画した。
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