第23回二之丸薪能(松山市文化協会主催)が8日夜、松山市丸之内の松山城二之丸史跡庭園であり、市民ら約500人がかがり火に照らし出された幻想的な世界を堪能した。 愛媛能楽協会の会員約50人が出演。喜多流の舞囃子(まいばやし)「敦盛」で開幕し、能と狂言の5演目を披露した。日が沈み、辺りが暗くなった午後7時すぎには、かがり火をともす火入れ式が行われた。城の石垣を背に舞台が闇に浮かび上がる中、金剛流の舞囃子「善知鳥(うとう)」が演じられた。
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