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特定行動抑える脳内物質 愛媛大など解明

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 脳中心部の神経細胞が集まる線条体で神経伝達物質「アセチルコリン」の働きを抑制すると、環境の変化に応じてより柔軟に行動できるようになることを、愛媛大や福島県立医科大などのグループが発見し、6日付英科学誌ネイチャーコミュニケーションズ電子版で発表した。愛媛大によると、研究が進めば統合失調症など脳疾患の改善に有効な治療薬開発につながるとしている。 アセチルコリンはアドレナリンなどと同じ神経伝達物質の一つ。主に記憶、学習、認知機能を促進すると考えられてきたが、今研究で脳の領域や学習内容によっては、機能を抑える役割を持つことが分かった。 柔軟な行動の切り替えには、脳内の前頭葉と線条体をつなぐ神経回路が重要な役割を担うことは分かっていたが、神経細胞の働きには未解明な点が多かった。

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