３０００株のクマガイソウ満開　四国中央

　愛媛県四国中央市金砂町小川山のスギ林で、今城誠玄さん（７８）＝同市土居町小林＝が世話するクマガイソウ約３０００株が見頃を迎えた。扇形の葉に袋状の花弁が特徴の花々は、５月中旬ごろまで楽しめそう。　マガイソウは雑木林などに生えるラン科の多年草で、県のレッドデータブック絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。２０年ほど前、いとこから譲り受けた７株を山小屋近くに定植。地下茎が伸びるたび毎年秋に株分けを重ね、増やしてきた。