肱川に200匹を架け渡す「大川鯉(こい)のぼり祭」が3日、愛媛県大洲市森山であった。下流からの風をはらみ、気持ちよさそうに泳ぐこいのぼりで河川敷は錦色。出店や和太鼓も景気づけた。 過疎高齢化が進む大川地区の子どもが元気に育つよう願いを込めて始まった祭り。7回目の今年も、両岸に架けたロープ2本に、全国から募ったこいのぼりを盛大に飾った。 大洲農業高校吹奏楽部と内子高校郷土芸能部が演奏で盛り上げた。内子高生はコイが川を上る様子を和太鼓で表現し、「ドドンドン、ヤッ」とバチが上がると、大きな拍手が湧き起こった。 大洲市徳森の岡本和也さん(28)は「こいのぼりを好きな下の子どもが喜んでいます」と家族で記念撮影していた。
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